きゃー!! すんげーかっちょいい!
勝新太郎さんも三船敏郎さんもとっくの昔に死んじゃってるけど、映画の中ではギラギラと生々しく、男くさーく生き続けていらっしゃるのじゃ。
しかし日本映画、ものすごいよ!
この映画はハリウッドじゃ作れないねえ。
あの湿り気、木で出来た建物の乾いた感じ、うす暗さ、日本特有。
梅乃(若尾文子さん)きれいだあ。
毒々しい美しさと、人殺しばっさばっさやってるおっさん、「ケダモノ」こと用心棒(三船さん)の寝顔を見て、子どもみたい、と「ぼうや」って呼んじゃうこの包容力のデカさ、感動です。
このお話って、人がいっぱい死んで結構ヒサンな割に観た後とっても温かいぞ。
絶対死にそーなケダモノと梅乃が死ななかったことと市さんがかなりおもしろい人間でおどけちゃってたからかな?
市さん、かなり好きだわ。
観る前はもっと無口で冷酷なキャラを想像してました。
やくざの親分でうすマユの顔色悪いおっちゃん(米倉斉加年さん、ワルになり切れなくてたよんなくておまぬけな役)と寺田農さんが脇役ながら存在感ありまくり。
九頭龍(くずりゅう)役の岸田森さんが妙に気になるー。