イライラするんだよ‥‥
こんな所にいると
無罪にできる
弁護士じゃ
なかったのか
今も
イラついてる‥‥
無罪に
できない
役立たずにな
一分も
いらなかったな
勝ち残る‥‥?
‥‥これは?
お前も
ライダーか?
奴が‥‥
警察って
いうのは‥‥
何でこんなにイライラさせるかねェ
俺に近づくな!
‥‥イラつく
 目つきがスゴいね! 目を合わせた者の姿を石に変えたというメドゥーサってきっとこんな目だよっ! 髪の毛ヘビだし。
 そして、コレがウワサの「浅倉ヴォイス」かぁ。確かに今まで聞いた萩野崇さんの声に比べて息を吐く量が多いですね。色っぽく聞こえないこともないけど、どっちかっていうと浅倉威さんの中に渦巻く怒りや憎しみを一緒にまき散らしてるみたいでコワいっす。でも好きだ、この声。わたしの中の邪悪なモノが反応して喜んでいるのか?
仮面ライダー龍騎/第18話 脱獄ライダー
 しっかし浅倉威さん、なんでこんなにかわいいの? 答え→萩野さんが演じていらっしゃるから。普通にやったら「もー、自分の尻かんで死ね!」なバカッタレ男なのに、萩野さんが演じると、短絡的で残忍だけど時々人間くさくてコッケイな、なんだか憎めない魅力的な人物になちゃうの。だからつい、浅倉威さんを「殺っちゃえ、殺っちゃえ」と応援? したくなる‥‥。浅倉威さんは、萩野崇さんという役者にものすごく救われてます。
「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラはヴィヴィアン・リーさん、「男はつらいよ」の寅さんは渥美清さん、そして「仮面ライダー龍騎」の浅倉威さんは萩野崇様! 唯一無二の配役でございます。
 殺人して無罪って、浅倉威さんの場合、責任能力の有無を争ったということですか? 浅倉威さん、確実に大切なモノ壊れてるけど、自分の意志はしっかり持ってるから責任能力アリでしょう。ただ罰したところで罪を償うなんて気持ちにはならないだろなー、浅倉威さんには禁忌なんて感覚、全くないもん。

 殺人を実行する時点においてまともな神経の人っていないと思うけど狂ってるから責任持てませんって主張するなら無罪にしてもいいからさ、そいつを一生どこかに閉じ込めといてシャバに出てこれないようにして欲しいです。
 再犯してもまた無罪にされるんじゃ被害者やってられねえよ! 殺したもん勝ちかいな?
 こーいうセリフをあからさまな怒りの表情ではなく、やさしく指で招くしぐさをした後、おだやかなほほえみを浮かべつつ言ってのけるところが好きじゃ。
 青酸カリ並みの目力。
 ローレン・バコールさんの呼び名「ザ・ルック(まなざし)」の後継者は萩野さんに決まりっ♪
 くしゃおじさんっぽいダダっ子怒り顔の浅倉さん。
 ぷぷっ、にらめっこしたら勝てそうにないです。
 あれっ? この後神崎さんにくり出した浅倉さんの突き、遅っ!
 別に瞬間移動しなくても普通に受け流せる気が‥‥。
 世界ランク第十位のハードパンチャー、ダイナマイト拳さん(アストロ球団)に弟子入りしてはいかかでしょう?
 おしゃれ脱獄犯、浅倉威さん。
ファッションのテーマは「ヘビ・ロック」。
 柄ON柄という難易度の高い組み合わせをシックに着こなしてらっしゃいます。アクセサリーにも手を抜きません。余裕だね!
 この回で一番気になるシーン。
 浅倉威さんの怒りよりも必死さとか悲しみを感じます。
 浅倉威さんは自分の家に火を放った時に実質死んじゃってる気がするなあ。自分の内側を怒りに全部食いつくされてもう何もない感じ。
 怪談で、自殺した人が自分の死を実感できないで幽霊になってからも同じ場所で自殺をくり返す話みたいに、とっくに浅倉威さんは死んでるのにまだ死にたがってるみたいに見える。
 浅倉威さん、見た目虚弱だけどほんとはすっごいタフ! 戦国時代に生まれてたらもっと生きやすかったかもね。